京都の不動産は「持っているだけ」で安心な時代ではない
これまで不動産は、 「持っていれば価値が下がりにくい資産」 と考えられてきました。
特に京都は、 ブランド力・観光需要・人口集積の観点から、 他地域と比べても不動産価値が安定しやすいエリアです。
しかし近年、 京都市・京都府では 「住まれていない不動産」 に対する考え方が大きく変わり始めています。
① 京都市で進む「空き家対策」の本質
京都市では、 空き家の増加が 景観・防災・治安・地域コミュニティに 悪影響を及ぼしていると問題視されています。
そのため、 単に「所有しているだけ」の住宅ではなく、 「実際に居住・活用されているか」 が強く問われるようになってきました。
京都市が問題視している空き家の特徴
- 相続後に放置されている住宅
- 居住実態がないにも関わらず保有されている物件
- 老朽化して周囲に影響を与える建物
これらは 「個人の財産」ではあるものの、 地域全体に負担をかけている という位置付けになりつつあります。
② 空き家バンク・相談窓口の役割
京都市では、 空き家問題への対応として 「空き家バンク」 や専門相談窓口を設けています。
担当:京都市 都市計画局 住宅室 住宅政策課
電話(代表):075-222-3666
空き家対策担当:075-222-3667
これらの窓口は、 「売却」「活用」「解体」「賃貸」など、 空き家をどう扱うべきかを 整理するための入口として機能しています。
補助金制度も、 こうした窓口を経由することで 対象になるケースが多く存在します。
③ 2029年開始予定「非居住住宅税(空き家税)」とは
京都市が全国的にも注目されている理由の一つが、 2029年開始予定の「非居住住宅税」 です。
これは一般的に 「空き家税」 とも呼ばれ、 実際に居住されていない住宅に対して 新たに課税する仕組みです。
なぜ新税が必要なのか
- 空き家の放置を防ぐため
- 住宅の流通を促進するため
- 居住者と非居住者の税負担の公平性確保
京都市は、 「使われない住宅を減らし、 住む人を増やす」ことを 明確な政策目標としています。
※ 税率や詳細条件は今後調整される見込みですが、 「非居住であること」が不利になる方向性は確定的です。
④ 相続不動産を放置するリスク
空き家問題の多くは、 相続をきっかけに発生 しています。
「とりあえず名義だけ相続した」 「将来使うかもしれない」 という理由で放置されがちですが、 今後はその判断が コスト増につながる可能性があります。
・非居住住宅税の課税
・管理不全による行政指導
・売却時の評価低下
特に京都市内では、 建物の老朽化や再建築制限など、 物件特有の問題も絡みやすいため、 早めの判断が重要です。
⑤ 「住まないならどうするか」を決める時代
これからの京都不動産では、 次の考え方が重要になります。
・貸す
・売る
・活用する
「何もしない」という選択肢が、 最もリスクの高い判断 になりつつあります。
税制・補助金・市場動向を踏まえ、 不動産を「どう持つか」ではなく、 「どう使うか」 を考える必要があります。
【クラベスト視点】空き家は「負動産」にも「資産」にもなる
クラベストに寄せられる相談の中でも、 空き家・相続不動産は年々増えています。
重要なのは、 制度が変わる前に動くことです。
補助金が使えるうちに売却・活用すれば、 プラスの資産になります。 反対に、放置すれば 将来的な税負担が増える可能性があります。
「住まれているかどうか」で評価される時代へ。
今の状況で何がベストか、
一緒に整理してみませんか?