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2026年09月21日

不動産会社から囲い込みを受けているか確認する方法

不動産会社から囲い込みを受けているか確認する方法

売却を依頼してから数ヶ月、問い合わせがほとんどない。そんなとき「もしかして囲い込みをされているのでは」という言葉を目にすることがあります。ただ売れない理由は他にもたくさんあり、実際には別の原因であることも少なくありません。

この記事では囲い込みとは何かを整理したうえで、売主が自分で確認できる方法をお伝えします。

この記事でわかること:囲い込みの仕組み、売主への不利益、自分で確認できる方法、囲い込み以外の可能性、確認後の対応。
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1、囲い込みとは何か

まず、仲介の仕組みから整理します。

仲介のかたち

形態内容
片手仲介売主側と買主側に別々の会社が入り、それぞれ自分の依頼主から受け取る
両手仲介1社が売主と買主の双方を仲介し、双方から手数料を受け取る

囲い込みとは、両手仲介にするために、他社からの問い合わせや内覧の申し込みを正当な理由なく断る行為を指します。実際には案内できる状態なのに「すでに申し込みが入っています」と伝える、といったものです。

両手仲介そのものは問題ではない

誤解されやすいのですが両手仲介は法律で禁止されているわけではありません。自社の顧客がたまたま買主になることは普通にあります。問題なのは両手にするために他社の買い手を意図的に遠ざけることです。この区別は押さえておいてください。


2、なぜ売主に不利になるのか

売主が受ける影響

影響内容
買い手の母数が減る他社の顧客に届かず、検討してくれる人の数が限られる
売却期間が長引く買い手が限られるぶん、決まるまでに時間がかかる
価格が下がりやすい長引いた結果、値下げを重ねることになる

大切なのは「広く届くこと」

どの会社が仲介するかよりもできるだけ多くの買い手候補に情報が届くことが売主にとっての利益です。候補が多ければ良い条件で決まる可能性が高まります。届く範囲が狭まれば、それだけ選択肢も減ります。「なぜ問い合わせが少ないのか」はこの視点で見てみてください。

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3、売主が確認できること

売主自身でできる確認方法があります。いきなり疑うのではなく、事実を確かめるつもりで進めてください。

確認の方法

方法内容
①登録証明書を確認するレインズ登録時に交付される書類。受け取っていなければ交付を求める
②取引状況を確認する登録証明書の情報から、売主専用の画面で物件の状況を確認できる仕組みがある
③活動報告を見る専任媒介には報告義務がある。問い合わせ件数・内覧数が報告されているか
④他社からの反響を尋ねる他社からの問い合わせの有無と、どう対応したかを聞く

「一時紹介停止中」になっていないか

レインズの取引状況が売主の意向によらず「紹介停止中」などの表示になっていれば他社は案内を控えます。ご自身で確認できる仕組みがあるので一度見てみてください。心当たりのない表示の場合は理由を不動産会社に尋ねてください。正当な理由があることもあります。

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売却活動の状況を第三者の目で確認します

どこに掲載され、どう見えているか。事実に基づいてお伝えします。


4、囲い込み以外の可能性

問い合わせが少ない理由は囲い込みだけではありません。むしろ他の原因であることのほうが多いと考えられます。

よくある他の原因

原因内容
価格が相場から離れている最も多い原因。問い合わせがゼロに近い場合は特に疑う
広告が十分でない掲載媒体が少ない、写真が少ないなど
買い手の層が合っていない旧耐震・路地奥などは一般の購入者に届きにくい

まず事実を確かめてから判断を

疑いを持ったまま関係を続けるのは売主にとってもつらいものです。「取引状況はどうなっていますか」「他社からの問い合わせはありましたか」と率直に確認してみてください。答えてもらえるなら不安は解消されますし、曖昧なら別の判断材料になります。憶測ではなく事実で判断することが大切です。


5、気になる点があったときの対応

取れる対応

対応内容
①まず説明を求める気になる点を具体的に伝え、状況の説明を求める
②改善を依頼する取引状況の修正や広告の追加など必要な対応を求める
③媒介契約を更新しない専任媒介は3ヶ月ごとに見直せる。更新しない選択ができる

断定する前に確認を

取引状況の表示には売主が把握していない正当な理由がある場合もあります。いきなり「囲い込みをしている」と決めつけると話し合いが難しくなります。まずは事実を尋ね説明を聞いてください。そのうえで納得がいかなければ契約を更新しないという選択があります。迷う場合は専門の相談窓口に相談する方法もあります。


6、契約時に気をつけられること

これから媒介契約を結ぶ方は、事前に確認しておくことで不安を減らせます。

契約前に確認したいこと

項目確認内容
広告の方針どのポータルサイトに掲載するか。写真は何枚載せるか
報告の頻度と内容問い合わせ件数・内覧数・他社の反響を報告してもらえるか
登録証明書の交付レインズ登録後、証明書を渡してもらえるか

一般媒介という選択肢

複数の会社に同時に依頼できる一般媒介なら構造的に囲い込みは起こりにくくなります。ただし各社が「自社で決まるとは限らない」と考えるため広告に力を入れにくい面もあります。どちらが向くかは物件によります。専任媒介にする場合は報告や広告の方針を事前に確認しておくと安心です。

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京都の物件で考えたいこと

町家・路地奥は「届いていない」だけのことも

旧耐震の町家や路地奥の物件は住宅ローンが使えないことから一般の購入者の検討対象になりにくく、問い合わせが少ないこと自体は珍しくありません。この場合の原因は囲い込みではなく買い手の層の設定にあります。投資家・事業者・隣地所有者といった層に届ける動きがあるか確認してみてください。

不安を抱えたまま続けないこと

疑いを持ったまま売却を続けても良い結果にはつながりにくいものです。確認できることは確認し、それでも納得できなければ契約の見直しを考える。売主には依頼先を選ぶ自由があります。他社に意見を聞くことは失礼でも契約違反でもありません。


確認リスト

確認リスト

  • レインズの登録証明書を受け取っているか
  • 取引状況が「公開中」になっているか確認したか
  • 定期的な活動報告が届いているか
  • 他社からの問い合わせの有無を尋ねたか
  • 価格が成約事例と離れていないか確認したか
状況まず考えること
登録証明書を受け取っていない交付を求める。登録の事実を確認する
取引状況が公開中でない理由を尋ねる。心当たりがなければ説明を求める
説明に納得できない更新しない選択も。他社の意見も聞いてみる

まとめ

確認するときのポイント

  • 両手仲介そのものは問題ではない:問題なのは、両手にするために他社の買い手を遠ざけることです
  • 売主にとって大切なのは広く届くこと:買い手の候補が多いほど、良い条件で決まる可能性が高まります
  • 登録証明書と取引状況は自分で確認できる:事実を確かめてから判断してください
  • 他の原因であることのほうが多い:価格・広告・買い手の層。まずそちらを点検してみてください
クラベストでは、他社に依頼中の方のご相談も承っています。
現在の売却活動を第三者の視点で確認し、事実に基づいてお伝えします。

7、まずはご相談ください

「今の売却活動に不安がある」「別の意見を聞いてみたい」——現状をお聞かせください。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。特定の不動産会社の行為を指摘するものではありません。確認方法や制度の運用は変わる場合があります。判断に迷う場合は宅建協会や行政の相談窓口、専門家にご相談ください。

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